2007年9月29日土曜日
泊原発 1号機あす運転再開 保安院、管理の甘さ批判
【泊】後志管内泊村の北電泊原発1号機で、非常用発電機二台が故障した問題で、北電は二十八日、故障に伴い手動停止した1号機原子炉を三十日午前零時に起動し、同日午後十一時にも発電を再開すると発表した。現地調査した経済産業省原子力安全・保安院の原昭吾統括安全審査官が二十八日、再発防止策に問題なしと判断したのを受けた措置。 調査では、故障原因となった燃料制御部品の「調速装置」の安全状況を確認。直接原因である装置内への金属片の混入は、装置外側にある油面計と呼ばれる部品を、装置付け替え時に周囲にぶつけ、接続部のネジ山が欠けて破片が入り込んだためと分かった。 原審査官は同日、泊原発構内で記者会見し、「重要度の高い機器にしては粗っぽく扱い、適切さを欠いた」と述べ、北電の管理体制の甘さを批判。同型の非常用発電機を使う他の原発でも、安全確認を行うとした。北電が調査報告した後に、あらためて現地調査するのはまれといい、「非常用発電機が二台とも止まった点を重く見た」と話した。(北海道新聞 引用)
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