2007年10月21日日曜日
燃料助成券紛失 93万円使われる 札幌市、職員の管理ずさん
札幌市は十九日、北区役所が保管していた障害者用の「福祉自動車燃料助成券」三十六冊(計百八万円相当)がなくなり、約九十三万円分が不正に使用されたと発表した。北区は二十日、札幌北署に被害届を出す。 助成券は一定の条件を満たす心身障害者を対象に、毎年度、一冊(一枚千円相当の券が三十枚つづり)を支給。市内のガソリンスタンドで金券として使うことができ、市に料金が請求される。 北区では保健福祉部が鍵付きの保管庫で管理。担当の男性職員(55)は七月上旬にないことに気付いたが、別の場所に紛れ込んでいると思い、上司に報告しなかった。 十月三日、西区の駐車場に助成券一冊が落ちているのを市民が見つけ、北区に連絡。助成券がなくなったことと、職員が報告を怠っていた七月から九月までに、九百三十四枚が使われていたことが分かった。 同部の長崎克広部長は券の在庫を定期的に確認していないなど、ずさんな管理を認め「本当に申し訳ない」と陳謝した。盗難か、だれかが持ち出したのか、については「分からない」としている。 札幌市では消防士の女性暴行事件など不祥事が相次ぎ、十九日、不祥事防止対策会議の初会合を開いたばかりだった。(北海道新聞 引用)
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