2007年10月16日火曜日

「名簿抹消」装い詐欺 札幌の電話勧誘業者を逮捕

過去に通信教育を受けた受講者から名簿の名前を抹消する費用名目で現金をだまし取ったとして、札幌中央署と道警生活経済課は十五日、詐欺の疑いで、札幌市内の電話勧誘販売会社「ジョイ」社長田中義彦容疑者(39)=同市中央区南五東三=と同社元従業員の計七人を逮捕した。同署は被害総額は約四億五千万円に上るとみている。  調べでは、七人は二○○五年十月から昨年二月にかけ、行政書士などの資格取得のための通信教育を受けた道内外の十人に電話。「過去に受講した講座が終了していない。名前を抹消するには名目上、何かを購入したことにしなければならない」などと虚偽の説明をして、四十四万円前後のパソコンソフトを購入させ、計約四百三十万円をだまし取った疑い。調べに対し、田中容疑者らは容疑を否認している。  同署によると、田中容疑者は○四年夏に同社を設立して以降、不正販売への苦情が行政機関に殺到する度に社名を変えたり、別会社を設立するなどしていた。同署は計四社の名前で全国の約六百七十人から計四億五千万円をだまし取ったとみて調べている。被害者の四分の一は道内だった。  北海道経済産業局によると、電話勧誘販売会社による詐欺事件としては全国最大規模という。(北海道新聞 引用)

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