2007年8月29日水曜日

ハマナス香る手打ちそば 花びら粉末入り 石狩の同好会が考案

【石狩】そば打ちの愛好者でつくる「いしかり手打ちそば同好会」(佐藤昭会長)は、石狩市の花・ハマナスの花びらの粉末をそば粉に練り込んで打つ変わりそばを考案した。淡いラベンダー色をしたそばからは、ほんのりとハマナスの花の香りが漂う。同会は石狩の名物として普及させたい考えだ。(川村史子)  中心になって考案したのは、会員の吉岡鉄史郎さん(59)。以前からハマナスの花びらを使った変わりそばを作れないかと考え、今年、春から夏にかけての花の時期に、ハマナスの花びらを粉末にする方法を研究した。  吉岡さんによると、花びらの水分を電子レンジで軽く蒸発させ、乾燥剤の上に載せてぱりぱりに乾かしてから、粉末にすると、赤紫の花の色があせない。練り込むときはさらしな粉八百グラムと小麦粉二百グラムに対し、花びらの粉末三十グラムが適量という。  「粉と水の分量がポイント」で、吉岡さんは「花の粉の量が多すぎると、粘りがなくなり、うまく練ることができない」と話す。  吉岡さんら同好会の会員は「石狩といえばハマナスの花のそばと言われるように、市の味覚の一つにしたい」と、そば打ちの愛好者やそば店に広めたいと考えている。(北海道新聞 引用)

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