2007年8月6日月曜日

国後島訪問団、追突され2人軽傷 ビザなし渡航、初の事故

ビザなし渡航で国後島を訪れていた日本側訪問団第4陣(団長=深沢宗明・道教委教育指導監)の団員2人が追突事故に巻き込まれ、軽傷を負っていたことが5日分かった。ビザなし渡航は92年に始まり、これまでに日本人約8000人が北方四島を訪問したが、交通事故によるけが人が出たのは初めて。
 主催団体の「北方四島交流北海道推進委員会」(札幌市中央区)や道などによると、負傷したのは根室管内羅臼町立春松中の根本渉教諭(41)と根室教育局生涯学習課の中井清一主査(48)。
 2人は他の団員と3人で4日午前9時10分ごろ、ロシア人の運転するRV(レジャー用多目的車)で国後島オホーツク海側の名勝・材木岩へ向かう途中、未舗装道路で別のロシア人の車に追突され、車の天井に頭をぶつけた。
 同行の医師が診察したところ、2人とも軽いむち打ち症で、そのまま訪問を続けているという。
 同推進委は「団員は傷害保険に一括して加入している。北方四島でも適用できる保険と聞いているが、詳しいことは分からない」と話している。一行は教育関係者と青少年の計64人で構成、3日から3泊4日の日程で訪問中。チャーター船で6日正午ごろ、根室市根室港に戻る。


(毎日新聞 北海道版 引用)

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