2007年12月19日水曜日
ミート社 偽装事件の捜査終結 元社長の容疑 一部は起訴猶予
苫小牧市の食肉加工製造卸会社「ミートホープ」(破産手続き中)の食肉偽装事件で、札幌地検は十八日、取引先十四社に偽装ミンチを販売し約千二百万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで追送検された元社長の田中稔被告(69)=詐欺、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴済み=を、起訴猶予処分とした。また、処分保留で釈放されていた、田中被告の三男の元専務(34)ら同社元幹部三人については、いずれの容疑でも起訴猶予処分とした。これで一連の事件の捜査は終結した。 札幌地検は、追送検された詐欺容疑について、一社当たりの被害金額が比較的少ないことなどを理由に、起訴を見送った。一方、元幹部ら三人を起訴猶予とした処分理由は「従業員として田中被告の指示に従うしかなく、積極的に関与していたとは言えない」などと説明している。 田中被告ら四人は、牛肉に豚肉などを混ぜたミンチを「牛ひきにく」と表示を偽って取引先十七社に販売したとして、不正競争防止法違反(虚偽表示)で逮捕、このうち三社から三千九百万円をだまし取ったとして詐欺容疑で追送検され、同被告のみが起訴された。 さらに四人は、残りの十四社から約千二百万円をだまし取った詐欺容疑についても、追送検されていた。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿