2007年12月11日火曜日

自然を表現、輝く市電 札市大生が電飾

札幌市立大の学生が発光ダイオード(LED)で電飾した市電が八日、登場した。若い感性を生かした「イルミネーション電車」は十日から運行、冬の札幌の街を彩る。  市や市電沿線の市民団体などでつくる「路面電車沿線活性化協議会」が企画した。デザインは同大空間デザインコースの山田良講師の研究室が担当。約百三十万円の装飾代は沿線の金融機関十六社や市が負担した。  車体のテーマは「藻岩山の自然」。五人の学生たちは、中央区の電車事業所で、同協議会の会員約十人と一緒に、LEDが詰まったチューブで作ったシラカバや雪の結晶などの電飾を取り付けた。  車内の天井や壁面には藻岩山に多く生息するエゾサンショウウオをモチーフにした絵を張った。  参加した図司早夕里(ずしさゆり)さん(20)は「市電を利用した人に、自然豊かな藻岩山を後世に引き継ぎたいと思ってもらえれば」と話した。  電飾市電は十日から一月十四日まで、西四丁目-すすきの間を一日七便程度走る。運行時刻などの問い合わせは市電車事業所(電)551・3944へ。

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