2007年12月7日金曜日
聴覚障害の手帳返還 芦別の女性、問題発覚後
【芦別】聴覚障害等級二級の身体障害者手帳を所持していた芦別市内の五十代の女性が、手帳を芦別市役所に返還していたことが、六日分かった。聴覚障害の身体障害者手帳申請をめぐっては、札幌の耳鼻咽喉(いんこう)科医(72)の診断書・意見書に虚偽記載の疑いが浮上し、芦別市内では十数人が手帳の交付を保留されていることも明らかになっている。 芦別市福祉課などによると、女性は四日に手帳を返還した。女性は約二年前に手帳を取得したといい、返還の理由を「友人から漢方薬を紹介してもらい、それを飲んだら該当しなくなった(障害が軽くなった)」と説明したという。 同課によると、返還と今回の問題の関係は不明。同課は「聴覚障害者の手帳返還は、少なくともこの数年は例がない」としている。 空知保健福祉事務所によると、同市内の聴覚障害の身障者手帳交付者数は今年三月三十日現在、四百十九人。このうち障害等級二級は二百六十九人に上り、聴覚障害者全体の64%を占める。これは、全道の二級取得者の比率26%を大きく上回っている。 聴覚障害の障害等級二級は、両耳全聾(ろう)の最重度の障害。年間七十九万二千百円の障害基礎年金の受給資格が生じ、所得税や住民税などの減免措置もある。(北海道新聞 引用)
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