2008年2月22日金曜日

大丸と丸井今井の売上高 過去最少の差に 1月の道内百貨店

北海道新聞社が二十日まとめた道内主要百貨店の一月の売上高は、前年同月比5・5%減の二百十八億九千七百万円で七カ月連続の前年割れとなった。昨年閉店したきたみ東急百貨店を除いた既存店比較でも同3・3%減。初売りは好調だったものの、悪天候や生活必需品高騰の影響で中旬以降は伸び悩んだ。こうした中、同1・7%増の大丸札幌店が、道内最大手の丸井今井札幌本店との差を過去最少の六千四百万円にまで縮めた。
 大丸は初売りの売り上げが前年を約3%上回り、冬物セールも好調に推移。一月上旬は二けたの伸び率を示した。丸井今井札幌本店も初売りの実績が前年を約2%上回り過去最高を記録したが、月の後半は「セールの反動や寒波の影響で衣料品の動きが勢いを失った」ため、月間では前年同月比0・2%増の横ばいにとどまった。
 食品売り場を昨春廃止した札幌西武は「下旬の大雪と消費低迷が響いた」ため同12・0%減と二けたの落ち込みとなった。
 札幌以外では、「婦人、紳士ともに前年より10%以上減少した」(棒二森屋)、「大雪や冷え込みの影響で春物の動きが悪かった」(旭川西武)など、悪天候や灯油高騰などの影響を指摘する声が目立った。

0 件のコメント: