2008年2月16日土曜日

カニ食べるなら稚内 地元の宿泊業者ら格安ツアー 来月、札幌発

【稚内】ロシアからの輸入ガニが減少する中、稚内の飲食・宿泊業者でつくる「最北観光親友会」は三月、札幌から稚内まで無料バスを運行し、各種カニを食べ比べる一泊二日の格安ツアーを実施する。市などの補助を受けず、稚内で民間が独自に格安ツアーを行うのは初めてという。
 ツアーは札幌の旅行会社二社の協力で販売し、三月十五、二十二、二十九日の午前八時に札幌駅を出発。ロシア産の毛ガニやズワイガニ、アブラガニを、稚内のドライブインで味わってもらう。
 米大リーグの松坂大輔投手が使った野球用品などを展示した記念館なども訪れる。料金は一泊二日で一万円を切る。バス代は同会が負担し、「稚内でまだまだ新鮮なカニを食べられることをPRしたい」と話している。
 格安ツアーは、減少している観光客を誘致する狙いもある。稚内観光協会や稚内市なども十六、二十三の両日、稚内の主なホテルや旅館への宿泊客を対象に、宿泊料金を負担するだけで乗車できる札幌からの送迎バスを運行する。市は「官民挙げて冬季観光を盛り上げたい」としている。
 最北観光親友会の問い合わせは、稚内シーフードセンター(電)0162・24・2411へ。

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