【夕張】夕張市観光施設指定管理者選定委員会(委員長・河西邦人札幌学院大教授)は二十二日、同市が所有する日帰り温泉施設「ユーパロの湯」と隣接パークゴルフ場の運営委託先に、札幌の介護事業会社を選定した。四月の市長選で藤倉肇市長に敗れた羽柴秀吉氏の親族経営企業は選外となり、選挙後の「共闘」はならなかった。
両施設は市所有の観光施設のうち、最後まで委託先が未定だった。応募二社の中で指定管理者に選ばれたのは、札幌市内で介護事業を展開するシルバーリボン(札幌、竹内晴子社長)。河西委員長は選定理由として《1》本業の介護事業本体が安定《2》石狩市の日帰り温泉施設経営企業と関係があり、温泉事業の早期再開が期待できる-の二点を挙げた。
市は今後、同社を指定管理者候補に決定し、五月末の臨時市議会に提案。議決されれば、六月下旬にも営業が再開される見通しだ。
一方、羽柴氏の親族が経営する羽柴環境化学工業(青森県五所川原市)は「修繕費の資金調達が明確ではない」などの理由で選ばれなかった。同社の日村久取締役は「(選定結果を)真摯(しんし)に受け止めるが、夕張市民のために必ず何か事業を行いたい」と話した。
(北海道新聞より引用)
2007年5月30日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿